KIBAN株式会社|保険代理店の外部経営管理本部
会社情報

「保険代理店経営学研究所」を設立 — 保険代理店に固有の経営学を体系化し、実務に還元

KIBAN株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:花岡 慎)は、2026年7月25日、保険代理店に固有の経営管理を研究・体系化する研究機関「保険代理店経営学研究所」を設立しましたので、お知らせいたします。あわせて、研究所の第一弾となる研究論考「保険代理店経営学 総論 ―定義・存立根拠・体系―」の全文を研究所サイトにて公開いたしました。

設立の趣旨

保険代理店業界は、長らく「募集」と「手数料」を軸とした事業として語られてきました。しかし、保険会社との手数料制度、規制産業としての制約、顧客と保険会社という二面市場への同時対応、自社で商品を設計できないという構造的特徴を踏まえれば、保険代理店の競争優位を決定づけるのは営業力そのものではなく、これらの制約条件のもとでいかに組織を設計し、運営し、統制するかという「経営管理」の巧拙です。

一般の経営学において経営管理は事業を支える支援機能として位置づけられてきましたが、保険代理店においては、経営管理そのものが売上を左右し、企業価値を形成し、事業の存続可能性を決定する中核機能となります。当社はこの認識に立ち、保険代理店という業態に固有の経営管理論を体系化する学術的営みを「保険代理店経営学」と名付け、その継続的な研究と実務への還元を担う機関として本研究所を設立いたしました。

なぜ研究機関か

保険代理店経営は、これまで学術的な空白地帯でした。保険業法や保険会社側の視点からの研究が蓄積される一方、代理店経営そのものを経営学の対象として体系的に扱う研究は乏しいのが現状です。この空白を埋めるためには、単発の論考や実務家の経験則ではなく、継続的にテーマを設定し、理論を積み上げ、実務での検証を経てフィードバックする恒常的な研究機能が必要と考えています。

研究と実務の往還

本研究所の最大の特徴は、研究のための研究にとどまらない点にあります。当社が手がける外部経営管理支援・外部監査といった実務の現場で得られる知見を理論化し、同時に、研究所で構築した理論的フレームワークを評価制度・監査基準・組織モデルなどの実務の設計に反映して検証します。この往還を通じて、保険代理店経営学を現場で実効性を持つ応用経営学として進化させてまいります。

研究領域

本研究所は、①総論・基礎理論、②経営管理・組織・人材、③制度・法務(手数料制度・募集規制・再委託規制)、④企業価値・M&A・資本、⑤未来・エコシステム(外部経営管理本部という新しい経営資源)の五領域を柱として研究を進めます。

研究成果の公開について

研究成果は、研究所サイト(保険代理店経営学研究所)にて順次公開いたします。設立にあわせて、設立趣意書および研究論考「保険代理店経営学 総論 ―定義・存立根拠・体系―」の全文を公開しています。

本研究所を通じて、保険代理店経営学を業界の共通言語とし、業界全体の経営水準の底上げに貢献してまいります。