KIBAN株式会社|保険代理店の外部経営管理本部
自己点検

自己点検でよくある指摘事項と対策
——つまずきやすい項目を先回りで潰す

損保協会の代理店自己点検、チェックリストを開いてみたものの「自社はどこで引っかかるのか」が見えない——そんな声をよく聞きます。本コラムでは、自己点検で指摘を受けやすい典型的なパターンと、その対策を整理します。

指摘パターン1:「規程はあるが、運用の記録がない」

最も多いのがこのパターンです。開業時に整備した社内規則は存在するものの、それが実際に運用されている証拠(記録)が残っていないケースが代表例です。

例えば「募集人に対する教育を定期的に実施している」という項目。教育自体は朝礼や日常のOJTでやっていても、実施日・参加者・内容が記録されていなければ、点検上は「実施の確認ができない」と判断されかねません。

対策:教育・会議・点検など、規程で「実施する」と定めた事項には、必ずセットで記録様式を作っておきます。日付、参加者、テーマの3点があれば最低限の記録として成立します。手書きのメモでも、日報への記載でも構いません。「様式を決めて、続けられる最小限の粒度で残す」ことがコツです。

指摘パターン2:意向把握・比較推奨のプロセスが説明できない

顧客の意向をどう把握し、どう商品を提案したか。このプロセスの記録は、募集管理の中核として重点的に見られる領域です。

意向把握帳票は各保険会社の様式を使っていても、「比較推奨販売を行う場合の推奨理由」の記録が曖昧な代理店は少なくありません。乗合代理店の場合、なぜその商品を推奨したのかの理由を客観的に説明できる状態が求められます。

対策:推奨理由の記録をパターン化しておくこと。「お客様のご意向(保険料重視/補償内容重視など)に基づき比較した結果」という構造で、意向→比較→推奨理由が一連の流れとして残る様式にしておくと、点検でも顧客対応でも強くなります。

指摘パターン3:個人情報管理の「委託先」が抜けている

自社内の個人情報管理は意識していても、業務を委託している先の管理状況の確認が抜けているケースです。例えばシステム会社、事務代行、シュレッダー業者など。

対策:まず自社の業務のうち、顧客情報に触れる外部委託先をリストアップすること。その上で、委託契約に個人情報の取扱条項が入っているかを確認します。入っていなければ覚書の追加で対応できる場合が多いです。

指摘パターン4:点検が「社長の頭の中」で完結している

小規模代理店にありがちなのが、経営者がすべて把握しているがゆえに、文書化・記録化がされていないパターンです。実態として問題がなくても、点検の枠組み上は「確認できない」となってしまいます。

対策:完璧な文書体系を目指す必要はありません。優先すべきは、チェックリストで問われている項目に対応する「最低限の文書と記録」です。逆に言えば、チェックリスト自体が「何を文書化すべきか」のガイドになっています。

指摘を受けてから慌てないために。

ここに挙げた指摘パターンに、自社が当てはまっていないか。無料のセルフ診断で事前に確認できます。

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指摘を「宿題」で終わらせない

自己点検で見つかった不備は、翌年度への改善課題として計画に落とし込むことで、点検が経営管理のPDCAに変わります。指摘の多くは「仕組みがない」ことではなく「記録が残っていない」ことに起因します。日常業務に記録の習慣を組み込むことが、来年の自己点検を劇的に楽にします。

自社での対応に不安がある場合は、KIBANの自己点検チェックで現状を無料で確認できます。

Self-Check Support

「自社はどこで引っかかるか」を、先に知りませんか?

指摘を受けてから慌てるより、先回りで潰すのが得策です。KIBANは自己点検の実務をサポートしています。まずは自社の対応状況を無料でチェックできる専用サイトをご覧ください。

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